しろがね錫布目コップ



■ シルバーの漆器

金属を思わせる鈍い光。一見しただけでは漆と分からない人も多いでしょう。存在感のある佇まいとは裏腹に、持つと拍子抜けするほどの軽さ。布目を生かした表面仕上げの素朴な印象と、錫(スズ)を使った銀色の光がかもし出すモダンな雰囲気がバランスよく溶け合っていて、コーディネート次第でさまざまな顔を見せてくれそうです。

■ 普段使いにもパーティーにも

実際に使ってみると、唇に感じる漆器特有のつるつるの肌とぽってりとしたほどよい厚みが心地いい!表面に錫(スズ)を巻いて輝きを抑えた銀色に仕上げ、黒か赤という漆器の概念を崩した「しろがね錫布目」シリーズの一つで、平成20年度石川ブランド優秀新製品に認定されていると聞けば、パーティーなどでも話題になること間違いなしです。
通常は縁など痛みやすい部分にだけ行う輪島塗独自の布着せという技法をあえて全体に行って表面仕上げに活用してあるおかげで、丈夫さも折り紙つき。特殊な方法で精製されたMR漆を使用しているので紫外線によるやけの心配も軽減されています。これなら普段の食卓でも惜しみなく使えますね。

■ 大雅堂のこと

大雅堂は大正時代から5代続く塗師屋です。塗師屋とはいわば輪島塗のプロデューサー。専門分野を持った職人の分業によって作られる輪島塗のデザインや技術面のチェック、商品開発などを行います。
輪島にはたくさんの塗師屋がありますが、大雅堂の特徴は自社に上塗り、蒔絵、といった熟練の技を持つ職人がいること。下地職人である工場長の加波(かば)さんのように、50年以上のキャリアを持つ人も珍しくありません。
伝統を守りながらも常に新しいことに挑戦する社長の斬新なアイディアも、職人の技がなければ形になりません。これまで別々に存在していた技法を組み合わせ漆器のイメージを変えた「しろがね錫布目」シリーズもその一つ。塗師屋の本領を発揮したオリジナリティあふれる大雅堂の商品は、職人との密な連携と強い信頼関係の賜物だといえます。

■ 大雅堂の顔

社長の若島基京雄(わかしまきみお)さんは、大雅堂の5代目。お客様の前でさらさらと絵を描いてイメージを伝え、ものがなくても注文をとってくる達人営業マンだった祖父や父の背中を見て育ちました。そんな社長もまた根っからの営業マン。輪島塗の技法をすべて頭に入れ、器の形から蒔絵や沈金の図案などもすべて自らデザインし、職人達に細かく指示を出します。
とにかく新しいことが大好きな社長。趣味は大量の本の衝動買いで、何にでも興味を持ち、暇さえあれば「ああでもない、こうでもない」と頭の中でものづくり。輪島塗の話を始めるとほぼノンストップで、「ちょっと待ってて」と言い残し、広い工房中を走り回って商品や資料を集めては見せてくれます。「何時間でも話すから適当に切り上げてね」と耳打ちしてくれた奥様の土百江(ともえ)さんもなんだかとても楽しそう。こんなに輪島塗を愛している人達から生まれた商品なら安心してずっと使えるだろうな。取材を進めながら、ふとそんなことを思いました。

■ HOW TO 漆生活

● お湯(人が手を入れても大丈夫な温度)、水、いずれでも洗えます。中性洗剤もOK。長くしまっておく場合は、水跡が残らないよう水分をよく拭き取ってください。
● たわしやみがき粉、食器洗浄機での洗浄は避けてください。
● 強い衝撃を与えると割れたり、欠けたりすることがあります。
● 火のそばに置かないでください。
● 光沢がなくなるので、化学ぞうきんの使用は避けてください。
大雅堂の商品は、5年後でも10年後でも修理を受け付けます(料金は別途かかります)。粉々にならない限り、補修ができます。


  商品名 しろがね錫布目コップ
  商品サイズ 直径8.3×高さ8.7cm
  保存方法 常温(極度の乾燥は厳禁)、直射日光が当たらない場所で保管
  製造者 輪島漆器大雅堂株式会社
 〒928-0042
 輪島市山本町ヲシヤ田19-2
 0768-22-0184
  備考 受注生産となりますので、メールにて発送日を御連絡いたします。


しろがね錫布目コップ

価格:
33,600円(税込)
購入数:
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